PMC(民間軍事会社)の
ブラックリバーにとってポータブルステルスフィールドの発生装置の開発は課題だった。
特に
第1次連合戦争の初期には、
ブラックリバーは正面から政府軍と戦っていたため打開策として非正規戦の展開が望まれていた。
非正規戦のなかでも一番効果が高かったのは政府要人の暗殺で、主に
080機関の
エイミーレイザーがその任務を遂行していた。
エイミーレイザーは女に弱い男性には効果を発揮したが、女性相手や女性を警戒する男性の暗殺には効果を発揮しなかった。
080機関に対抗心を燃やす
バミューダチームはより暗殺に効果を発揮できるよう、ポータブルステルスフィールドの発生装置の開発に着手した。
ステルスフィールド発生装置はより多くのバイオロイドに使えるようにと開発がすすめられ、この開発過程で製造されたバイオロイドが
AL ファントムだった。